こんにちは、ずーむです。
2018年の年越し~2019年のお正月にかけて、ドイツのミュンヘンで過ごしました。
この旅の目的は、マリエン広場をはじめとして、街のあちこちで勝手に行われている、年越し花火を体験することと、そして今回の記事であるリモワを安く買うコト、でした。
長年リモワの日本国内での取り扱い会社であった林五が取り扱いを止めたり、モデルチェンジがあったりと、いろいろ過渡期ではありますが、リモワをお安く手に入れることが出来ました。
そんなわけで今回は、2019年1月現在の、リモワを安く手に入れる方法とミュンヘンでの免税手続きについてです。
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国内価格(正規オンライン価格)と比べてどれくらい安かった?
2019年1月現在の、正規オンライン価格をご覧ください(注:価格下のリットル数は、加工して追記しています)。
このうち、私が今回購入したオリジナルの「Cabin S(119,880円)」と「Check-in L(159,840円)」を国内で購入すると、合計279,720円×消費税=302,097円
そして、ミュンヘンの現地価格が「Cabin S(780ユーロ)」と「Check-in L(1,040ユーロ)」の合計に、10%割引されて合計1,638ユーロ(リモワの現行モデルはすべて10%引きでした)。
さらに免税(TAX REFUND)が189ユーロあり、実質1,449ユーロ。
ショップ名 | 支払額 (円) |
支払額 (ユーロ) |
レート | 備考 |
HELENE HETZENECKER GMBH (MUNCHEN ) | 211,487 | 1638 | 129.113 | 購入店 |
GLOBALBLUE.COM/RULES (MOELNDAL ) | -21,848 | 免税額 | ||
合計 | 189,639 |
※クレジットカード明細を加工しています
こちらが実際に支払った金額で、Hetzenecker(購入店)への211,487円の支払いと、免税手続き企業であるGlobal Blueからの返金(税金の払戻)21,848円、差し引き189,639円となりました。
・得した金額112,458円
正規価格(302,097円)-ミュンヘン価格(189,639円(免税含))=112,458円
・割引率
100-(ミュンヘン価格/正規価格)=37.2%引き
日本で正規店から購入するよりも、4割近く安くで手に入れることが出来ました!今後、円高になればもっとお得に購入できるコトになります。
安く手に入れる方法
①ミュンヘンにあるhetzenecker(ヘッツェネッカー)で10%割引で購入する
②免税書類をもらう
③免税書類に記入する
④空港で免税手続きをする
①ミュンヘンにあるhetzenecker(ヘッツェネッカー)で10%割引で購入する
まず、ドイツのミュンヘンへ行きます。これが最もハードルが高いポイントだと思いますが、私は貯めたマイルで発券したビジネスクラスの特典航空券でミュンヘンへ行ったので、サーチャージや諸税以外の旅費は無料でした。マイルを貯めるお話はコチラ。
ミュンヘンには、スーツケースの安売りで有名な「hetzenecker」が4店舗あります。すべて徒歩圏内ですので、気に入ったモデルが見つかるまで、観光がてら各店舗を見て回るのも良いと思います。しかし、位置図の青矢印で示したミュンヘン中央駅そばの、カールス門近くの二階建て店舗が、最も品揃えが良いです。さらに、店員さんはアジアからの買出しに超手馴れており、とてもスムーズに対応してくれました。
また、店内の現行モデルのリモワは全て、カード払いの場合10%引きで販売されており、旧型はもっと値引きされていましたが、在庫限りで再入荷はないそうです。
また、免税を受けられるのは、未使用の新品とされています。しかし、この点は免税手続税関職員の運用しだいなのですが、私は箱を捨ててコロコロした(使用した)まま免税を受けるコトが出来ました。事前調査でも、箱が無くても免税を受けられたという情報がたくさんありましたので、参考にしていただいたうえで、その判断は全て自己責任でお願いします。
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※ここからしばらくは購入時の日記です。
今回、観光のついでに各店舗を見て回りましたが、やはり品揃えが少なく、カールス門近くの店舗で購入。店舗に入るとすぐに、「お手伝いしましょうか、リモワ?」って、聞かれました笑。「え!なんで分かるの!?」と、聞き返すと、アジア人が来たらとにかくリモワについて聞かれるそうです。
店員さんに連れられ二階へ案内されると、奥のほうにリモワが所狭しと並んでいました。当初、旧型トパーズ(現行のオリジナル)が欲しくて、在庫がないか聞いてみたのですが、全く在庫はないとのコト。リンボ(現行のハイブリット)や、サルサ(現行のエッセンシャル)の在庫はそこそこありましたので、これらの旧型モデルが欲しい人は、早めに行かないと、国内で流通しているものしか買えなくなると思います。
店員さんは、「欲しいんだろ?そのためにわざわざ日本から来たんだろ?こっちは知ってんだよ?早く決めちゃいなよ」と、思っているような不適な笑みを浮かべながら、電卓をポチポチして、「カード払いなら、値札から一律10%引きで、さらに免税手続きしたら12%ぐらい返ってくるよ。そしたら780ユーロのCabinなら617ユーロで買えちゃうよ!」と、煽ってきます。
元々買うつもりなので、あっさりと購入するコトを伝え、さらにCheck-inのLを見せてくれとお願いすると、満面の笑みで展示してある棚から、おろして見せてくれました。
店員さんは先ほどよりも饒舌になり、ケースを開け閉めして、いろんな角度から見せながら丁寧に説明してくれたので、二つとも欲しいと伝えると、カイジと言うマンガにでてくるハンチョウの笑顔になり、良く分からないけど褒めてくれました。なにも褒められるコトしてないのにすごい怪しい。
怪しいながらも店員さんは喜んでくれているので、 hetzeneckerは日本でも超有名だよ、だからわざわざ買いに来たんだよ。でも、以前より高くなってない?と、世間話をしていると、「日本からのお客様は、口々にそうしておっしゃってくださり非常にうれしい。今でも免税を含めて相当安く買ってもらえると思う。これからも安く売るよ」みたいなことを言って、倉庫へ新品を取りに行ってしまいました。
・・・と、思ったら、すぐに戻ってきて
店員「もし、在庫が無ければ展示品を持って帰ってもらうケド良いかな?」
ずーむ「良いよ」
店員「じゃあ、この二つのスーツケースをしっかりと見張ってて欲しい。ちょっとでも目を離すと、あっちのお客さん(中国、韓国からのお客さんが数名いた)が、持っていってしまうよ」
ずーむ「は、はぁ。分かりました」
と言うやり取りがありました。スーツケースを、中身を見せるテーブルに置いてあって、目の前に商談中の客が居るのに、持ってってしまったコトがあるのだろうか・・・?
しばらく待っていると、他のお客さんに展示品を持っていかれることもなく、倉庫から新品を持ってきてくれて、レジへとご案内。箱をどうする?免税書類を作るから待っててね、5年間保証付だから日本に帰ったらちゃんと登録しておいてね!と、やりとりして、無事にリモワを購入するコトができました。
店員さんは、複数個の購入にも非常に慣れた様子で、箱を捨てて保証書や布製のカバーをスーツケースに入れた後、リモワinリモワにして手渡してくれました。こんなことするのは、ツイッターの中だけの話だと思ってた笑。
※ここまで日記。
免税手続きする方法
②免税書類をもらう
支払いを済ませたら、免税書類を忘れずにもらいましょう。店員さんに「Tax free please」で、十分通じます。
書類には販売店のサインを記入する箇所があります。サインを塗りつぶしていますが、赤い矢印の箇所にサインが必要ですので、書類を受け取る際には、必ず確認しましょう。サインがないと、免税手続きを受けられなくなる可能性があります。
③免税書類に記入する
添付画像を参考にして、以下を記入。今回説明しているのは、クレジットカードへ税金の払戻を受ける場合の記入方法です。
・パスポート番号
・パスポートに記載のローマ字名
・住所(番地、地名、市町村名順)
・郵便番号
・都道府県名
・国名(書類をもらった時点でJAPANと、記載済み)
・メールアドレス
・携帯番号(先頭の0を消して、「+81」を追記)
・自署によるパスポートに記載のサイン(漢字)
・税金の払戻を受けたいクレジットカード番号(CREDIT〔 〕にチェックを入れる)
・自署によるパスポートに記載のサイン(漢字)
④空港で免税手続きをする
ミュンヘン空港で、まずは普通にチェックインします。チェックインの際に、免税品があることを伝え、免税品(今回購入したリモワ)にタグをつけてもらい、手元に返してもらいます。
その後、ターミナル2の場合、空港の2階(Level4,G-Levelとも表記されています)の画像の★印の場所へ向かいます。
ちょうど、保安検査上に向かって、左のほうへ進むと簡単に見つかります。
免税手続税関は、「Zollabfertigung」と書いてありますので、画像を参考に向かいましょう。
ドアの上に「ZOLL」と書いてあるところが正解です。画像でドアの開いているほうが入り口で、右隣の出口へ向かって一方通行になっているので、入り口に注意してください。
中に入ると、不機嫌な税関職員がイスに座っているので、③で記入した免税書類、チケット、パスポート、免税を受ける未使用の商品を提示しましょう。一通り書類に目を通すと、税関職員から質問を受けますので、丁寧に答えます。私は、「スーツケース2個って書いてあるケド、2個目はどこ?」と、聞かれました。スーツケースの中にもう1個入ってるから、開けて見せるよ!と伝えると、[またか]という顔をして「もう分かったから、スーツケースをベルトに乗せて書類を持ってって」とのコト。
ここで、書類にスタンプをもらい、免税手続きの終わった免税品をベルト(手荷物を回収するベルトがあります)に載せて手荷物を預けます。
続いて、スタンプを押してもらった免税書類を持って、払戻の手続きに向かいます。免税手続きを請け負う会社は何社かありますが、今回はGlobal Blueを使います。なぜかと言うと、 Hetzeneckerでリモワを購入した際にもらえる免税書類は、Global Blueの封筒に入っており、日本語での説明書も付いていて親切だと思ったから。もうひとつは、Global Blueの窓口が免税手続税関のすぐソコにあるコト。以上から、Global Blueを利用します。
窓口はコチラです。先ほどの免税手続税関を出て、右手に進んで、その左手にGlobal Blueの窓口があります。
窓口の写真です。こちらで、スタンプ付の免税書類、パスポート、チケットを提示。「現金?クレジットカード?」と聞かれるので、クレジットカードだと伝えると、クレジットカードを求められます。税金の払戻を受けたいクレジットカードを提示して、手続きは終了です。
今回は、189ユーロ(21,848円でした※そのときの為替レートに因ります)の払戻を受けるコトが出来ました。リモワに限らず、ドイツでは1回で25ユーロ以上の買い物をしたら免税が受けられるので、シュタイフのぬいぐるみなど高額なものを買ったときは、是非免税手続きをしてみてください。損はありません。
その他
hetzeneckerでの割引率がアップしている
ネット情報によると、以前はクレジットカードの支払いで5%割引だったようです。モデルチェンジ後の割引率は、クレジットカード10%、現金??%(忘れた)でした。現金の方がたくさん割引してくれますが、現金を用意するための両替やキャッシングの手数料を考えると、そんなにお得でもないかな?と思います。何より用意するのがめんどくさいです。
箱はどうする?
免税を受けるには、免税手続き税関で未使用の新品を提示する必要があります。が、実際には使用中でもお咎め無しの場合が多いように思いますし、私も場合もそうでした。
今回は、リモワの箱がめっちゃ邪魔になるので、思い切って購入店で捨ててきました。それでも特に問題はありませんでしたので、今後の参考にしてください。ただし、自己責任ですよ。
大小2個も買ってどうやって運ぶ?
今回購入したCheck-in Lの中に、機内持込サイズの32Lがぴったり収まりました。なので、1個をコロコロしてホテルに帰り、空港へ向かいました。もし、大きなサイズを2個も買って帰るのは、ちょっと大変だと思います。それに、預けられる手荷物の数も心配ですね。
免税が受けられるのは25ユーロ以上の買い物
リモワが目的なら、25ユーロ以下と言うことはないでしょうが、免税が受けられる金額は25ユーロ以上となっていますので、注意が必要です。また、ホテルやレストラン代は免税を受けられませんので、こちらも留意しましょう。
まとめ
ミュンヘンのhetzeneckerでリモワを購入し、免税手続きを経て、国内で購入するより37%も安く手に入れることが出来ました。免税手続きも書類さえそろえてしまえば、それほど難しいこともありませんでしたし、リモワに憧れている人は、次の旅先にミュンヘンを選んでみては、いかがでしょうか?
私は、ずーっと欲しかったリモワを手に入れられて、値段以上の満足感を得られています。早く次の旅行に持って行きたいな~。
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